見積書の注意点 外壁塗装の失敗事例 見積書の注意点 塗料メーカー名&商品名が明記されていますか? たとえば同じシリコン塗料でも、メーカーによって価格が異なります。また、シリコン樹脂の含有量や化学結合の強さなども各メーカーによって違いがあるため、品質にも差があります。そのため「シリコン塗料」という記載だけでは不十分。どのメーカーの何という商品を使用するのかまで明記されている見積書の方が間違いありません。 塗装面積が「㎡」表記になっていますか? 塗装面積(どれぐらいの範囲塗装をするか)は、塗布量(使用する塗料の量)を算出するために必要な数値です。つまり、塗装面積が㎡単位で記載されていることは、きちんと塗布量が算出してある証でもあるのです。 使用する塗料の缶数が明記されていますか? 塗料の缶数は、つまり「どれぐらいの塗料を使用するか」ということを意味しています。使用する塗料の量は各塗料メーカーによって決められており、規定量より多くても・少なくても施工不良につながる可能性があります。 一式表記になっていませんか? 一見すると全てが含まれているような印象を受ける「一式」表記ですが、詳細な情報が明記されていないことほど恐いことはありません。よくあるのが「塗装してもらえると思っていた箇所が含まれていなかった」というトラブル。外壁や屋根はもちろん、雨樋や雨戸などの付帯部分と呼ばれる箇所についても、見積に含まれているのかどうか、細かくチェックしましょう。 シーリング シーリング工事が一式になっている場合は要注意です。シーリングとは外壁のつなぎ目に打ち込み、防水面や耐久性を上げるうえで重要な働きをします。そのため定期的なメンテナンスが必要なのですが、業者によってはすべて打ち替えずに耐久が低くなっている部分のみ打ち替える場合もあります。その場合メンテナンスの効果は半減しますので、注意が必要です。 外壁塗装の失敗事例 モデル店としての事例 外壁塗装の訪問販売などで、「モデル店として安くしますよ」といったケースがありますが、道路に面した部分のみ外壁塗装を行うといった事例もあります。「全面する場合は4倍の値段がかかります」など、思っていた費用と違うケースもありますのでご注意してください。 保証書が発行されていなかった事例 あなたがお考えの外壁塗装の業者では、保証書が発行されていますか?保証書は今後のメンテナンスの時に必ず必要になる重要なものです。口頭や見積もり、契約書の端に何年後も保証しますとうたっていながら、保証書がないとできないという会社もあります。今後のためにも保証書についてしっかりと確認してください。 塗回数が適正じゃなかった事例 塗装直後はどんな現場でも綺麗ですが、塗装の良し悪しが分かるのは10年後です。3回塗ると言っていながら2回しか塗っていなかったり、3回塗っていても回数ごとに違う塗料を使用した場合、早くて2.3年で劣化が見られます。塗り回数や塗料の種類には十分ご注意ください。 その他の事例 その他にも地域や時期によってさまざまな手抜き工事が行われています。「この工事って大丈夫なのかな?」と感じた時にはお話を伺いご説明していますのでお気軽にご相談ください。